現代に生きる、スーパーますおさんの 列伝(デキゴト)を綴っていきます。 そんな、私はステップファミリー。 そんな、私は・・
雨


あの夜も、こんな雨だったのかな。
深夜2時・・。
私は鏡の前に立っていた。
私の気持ちを急かすように、夜になって降り出した雨が窓を強く叩いている。
鏡の上の電気を少し乱暴に点けた。

少し俯きがちに構え、少し眉を寄せ鏡を見据える。そして業と口に出してこう言う。
「本当にいいのか?」「今ならまだ間に合うぞ」

「自分の中の自分」に語りかける。答えはすぐに返ってこない。当たり前だ。
自分が悩んでいるのだから。
それから思いつくことを全て口にして、語りかけた。
全てにすぐ答えは返ってこない。

そして、時間は朝5時を迎えていた。

降っていた雨が止み、遠くのには絵の具の「白」が混ざった空がある。

「朝か。」
私の声は嗄れていた。
そして、私の覚悟は決まっていた。
全て受け止めよう。何がこの先あるとしても。
ステップファミリーよ「ドン」と来い!
ただ、悲しむ人間は限りなく少ないことが今、私の願い。
そして、この3時間を一生忘れない。
この先、何があろうとも。私は平気だ。


仕事までの間しばらく寝ようと思い布団に入った。
後輩にも、ステップファミリーがいることを知った。
二人それぞれの、言葉をもう一度思い出した。

「ますおさん! 絶対に挫折しないでくださいね! 途中で投げ出さないでください!」
この子は、新しい父親が女を作って出て行ってしまったと言う。
来年大学を卒業という事で、今は就職活動の真っ最中だ

「ますおさん。決して父親を強要しないでください。」
今はフリーターをしているとても優しい子だ。

この二人の言葉を横浜の焼く鳥屋で聞いた。
難しい・・。とても難しい・・・。
当面の課題だ・・。

考えながら、私は眠っていた。



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